社会福祉専門演習T

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
151559 (9) 人間福祉学科 通年 3 2 山野 則子

授業の主題(テーマ)
子ども家庭福祉分野に起きているさまざまな問題について、その背景を深く考え分析する力、現実を見る力を養う。

授業の目標(講義概要)
子ども家庭福祉領域で今何が起きているのか、なぜそうなっているのか、政府は何をしようとしているのか、しっかり現状を捉えたうえで、児童虐待、子育て支援、障害や学校不適応の問題含む子どもの問題、スクールソーシャルワーク等について、法的観点、・社会福祉専門職の倫理・価値の視点、理論的視点、援助の視点から広く考えてみる。
広い視野のなかから、卒業論文に向けて、自分のリサーチクエッション(研究の問い)を明らかにしていく。問題に対して積極的柔軟に考える姿勢、力を養う。文献を読み、まとめる、発表する力もつける。テーマを絞り込む方法についても習得する。

授業計画
1.オリエンテーション(このクラスのことのみならず、就職、国試、実習の流れを踏まえてこの2年間について)
2.卒業論文について1(文献レビューの仕方、調査論文の見方、プレゼンテーションの仕方)
3.調査論文の見方、利用の仕方、統計処理について
4.子ども家庭相談体制と少子化について
5.子ども家庭相談体制とスクールソーシャルワーク
6.個人発表と文献発表(子育て支援1)
7.個人発表と文献発表(子育て支援2)
8.個人発表と文献発表(児童虐待1)
9.個人発表と文献発表(児童虐待2)
10.個人発表と文献発表(児童虐待3)
11.個人発表と文献発表(学校問題1)
12.現場のワーカーとの意見交流
13.個人発表と文献発表(学校問題2)
14.個人発表と文献発表(学校問題3)
15.前期まとめ、夏休みの課題提示
16.施設見学
17.施設見学
18.課題の報告〜KJ法による分析〜
19.論文の作成について:プロポーザルの作成について
20.事例研究
21.事例研究
22.調査法について:事例研究法について
23.個人発表と文献発表(子どもの発達1)
24.個人発表と文献発表(子どもの発達2)
25.個人発表と文献発表(子どもの発達3)
26.個人発表と文献発表(ソーシャルワークの機能1)
27.個人発表と文献発表(ソーシャルワークの機能2)
28.個人発表と文献発表(ソーシャルワークの機能3)
29.個人発表と文献発表
30.まとめ

評価方法
授業への参加姿勢、授業中の課題、出席などにより、総合的に評価を行う予定。

テキスト
適宜参考文献は紹介する。共通の文献を読んでいく。

備考
積極的に参加する人が学べるクラスです。内容は深く、授業は楽しくをモットーに!
卒業論文を意識して、社会福祉調査法の履修を勧める。
児童福祉実践現場のワーカーに来ていただき、実際の話を聞き、意見交換の場を持つ。